NPO法人のメリット

①社会的信用

　NPO法人は、法人格があります。

　第三者が法務局で、NPO法人の登記簿謄本を取得でき、役員が誰か、所在地はどこか

　など調査ができます。

　任意団体や個人では、第三者が勝手に調査ができないため、法人格を有しているとこと

　により信用度が高くなります。

　また、NPO法人は、定款や登記簿謄本などによって個人と法人の会計が明確に区分さ

　れており、所轄庁へ毎年、決算書類の提出が求められますので、財務面の透明性もあり

　ます。

②団体名での契約や登記が可能

　任意団体は、団体名では契約も登記もできません。

　また、銀行口座も作れません。

　NPO法人は、法人格がありますので、契約や登記もでき、銀行口座も作れます。

③組織として維持可能

　任意団体だと管理している財産は、法律上、管理している代表者のものとなります。

　もしも、代表者が亡くなった場合、相続財産となってしまい、任意団体には相続権がない

　ため、その財産は、任意団体に戻ってきません。

　NPO法人ですと、問題ありません。

④経費として認められる範囲が広い

　任意団体の場合は、必要経費において、個人のものか任意団体のものかハッキリ分から

　ないという理由から、税務申告で経費を認められないケースがあります。

　NPO法人は、法人として会計処理をしなければいけないため、税務申告でも認められま

　す。

⑤税金面

　NPO法人は、収益事業をしない団体であれば、税金の減免申請を毎年行えば税金はか

　かりません。

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